サラリーマンスロッターの永久投資雑記

副業パチスロから投資まで。サラリーマンスロッターの小遣い投資ログ

パチスロ、パチンコなどギャンブルで勝つために知るべき大数の法則を簡単に理解する

パチンコ、パチスロは気分転換やストレス発散の為にやっているのではなく、「勝ちたい」と強く思っているが勝てないという方が知っておくべき知識の基礎となるのが「大数の法則」です。


パチンコ、パチスロで結果を出しているプロなら必ず知っている(又は経験的に理解している)知識です。


大数の法則を大まかにでも理解することができれば、パチンコ、パチスロでの立ち回りから設定判別に到るまで考え方に大きな変化が起きるでしょう。


・・・・・目次・・・・・


大数の法則とは

大数の法則とは、確率論・統計学における基本定理の一つ。極限定理と呼ばれる定理の一種。

大数の法則 - Wikipedia より

金融から政治などの様々な分野で活用されている大数の法則ですが、パチスロ、パチンコでは、大まかな理解があれば十分です。

大数の法則とは、少ない試行回数だと偶然と思われるような事柄でも、試行回数を多くしていくと一定の傾向が現われてくることがあります。

つまり少ない試行回数では不確定なことでも、多くの試行回数(大数)で見ると一定の法則がある場合があります。これを「大数の法則」といいます。


そしてその試行回数を無限回数行うと、本来の確率に限りなく近づいていく、というものです。

「無限回数行うと」、「限りなく近づいていく」という所に注意が必要です。

つまり逆に言えば少ない試行回数であればあるほど本来の確率から大きく逸脱しまう事もあるということです。


たとえば、サイコロを振って「1」の目が出る確率は6分の1(約16.66%)です。

確率上6回振れば1〜6の目がそれぞれ1回づつ出るはずです。

しかしそんな事はまずありえない、という事はみなさん経験上分かりますよね!?

そこでいーさんがサイコロを実際に10回振ってみました。


大数の法則を実際に体験してみる

家にあったサイコロを使用しました。ぜひ皆さんも試してみてください!

※10回での各サイコロの出目理論値は1.6回



予想通り結構バラつきました。

3がやけに出ている反面、5はまだ一度もでません。

ではさらに10回振ってみましょう。



※20回での各サイコロの出目理論値は3.3回



全体的に出現確率16.66%に近づきましたが、最初の10回に引き続き”3”の目が偏って出ました。

思ったよりも偏ってしまったのでさらにもう10回やってみます。



※30回での各サイコロの出目理論値は5回



今度は2と3が全く出ず21回目〜30回目のみ見れば偏っています。

しかし合計では3がゼロ回だった為、今までで一番平均的に理論値に近くなりました。



実験から分かること

大数の法則とは、少ない試行回数だと偶然と思われるような事柄でも、試行回数を多くしていくと一定の傾向が現われてくることがあります。

今回のサイコロ実験では正にこの傾向が現われました。※理論値16.6%


試行回数 10回→20回→30回
最小出現率 0%→10%→10%
最大出現率40%→40%→26%


1〜6の各出目の出現確率も試行回数を増やせば増やすほど理論値に少しづつ近づいていく傾向になりました。

しかし30回程度ではまだまだ各出目が平均的に理論値通り出ているとは言い難い結果となりました。

なぜでしょうか??


次に振るサイコロの各出目の確率は必ず6分の1

過去の出目はいっさい関係なく、次に振るサイコロの各出目は必ず6分の1だから


サイコロは、過去の出目を見て自分で出目を変える事はありません。

次の出目も必ず6分の1(16.6%)です。

(もちろんサイコロの精度が低く出目が片寄る、振る人間に癖がないという前提です。)


頭の中でイメージするなら、試行回数を無限に増やしていく過程の中で最初のほうで偏った出目を希釈(薄めていく)して理論値に近づいていく、というイメージでしょうか。


つまり、少ない試行回数だと理論値よりも大きく片寄る可能性が高く、確率が収束していく速度は遅い、という事です。




↓ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏の大数の法則について語っている動画を偶然見つけたので追記。20190523


【孫正義】物事には「波」なんてないしそんなものに頼る奴はアホです。事業家としてはもちろん才能ゼロです


大数の法則・実験まとめ
  • 大数の法則とは試行回数を無限回数行うと、本来の確率に限りなく近づいていく

  • 試行回数を多くしていくほど一定の傾向(期待値)に向かっていく

  • 少ない試行回数であればあるほど本来の確率から大きく逸脱してしまう事もある

  • 過去の出目はいっさい関係なく、次に振るサイコロの各出目は必ず6分の1(理論値)

パチンコ、パチスロをやった事のある人なら経験があると思いますが、この台はボーナス間が800回転ハマっているからそろそろ当たりそう・・と思ってしまいがちですが、何ゲームハマっていようが、ボーナス直後だろうが次に当たる確率は常に同じです。(もちろんAタイプ・天井無しでの話です)

また、パチスロ、パチンコでは時間的に1日の総回転に限界があるので丸1日打っても期待値から逸脱してしまうこともよくあることです。


大事なことは、確率は時にとても偏ってしまうことがある、という事を深く理解する事です。

良い方に偏って勝てれば ニコニコ(・∀・)

悪い方に偏って負けた時 ムカムカ( ̄^ ̄)

と感情が動いてしまうのは心の底から理解できていないからなのです。

心のどこかで神頼みや幸運などを願ってしまっている、という事です。


パチンコ・パチスロはお金を掛けることで「興奮」します。

期待値の高いリーチ演出、確率変動、ARTなど「終わることのない出玉感」などの演出は、とても素晴らしく楽しいですよね。正に遊技機メーカーの努力の結晶といえます。

逆に依存症になってしまう程の中毒性があるのもうなずけます。


「大数の法則」を深く理解して出玉に感情を左右されず、勝敗の原因は自分の立ち回りだったのか?それとも確率がたまたま偏ってしまっただけなのか?と冷静に分析できる様になりたいですね。