中国株のチャイナモバイル(中国移動)に投資してみた
最近ネットで投資情報を調べていると一番多くヒットするのが米国株投資の情報ではないのでしょうか。
昔からある相場格言に「人の行く裏に道あり花の山」という有名なものがあります。
その裏というのが米国以外の株なのか債権なのか、あるいは金。いや現金で置いておくのが正解なのか??
正解は分かりませんが私の場合はキャッシュポジションの割合を増やしつつも、今回中国株のチャイナモバイル に投資してみたのでその投資メモとして
チャイナモバイル (中国移動)とは?
チャイナモバイル になぜ投資したのか
チャイナモバイル(中国株)にはどんなリスクがあるのか?
を自分の備忘録として記事にしていきます。
企業概要
中国移動(チャイナモバイル)は香港市場(00941)と米国市場(CHL)にADR(米国預託証券)として上場しています。
中国移動(チャイナモバイル )は中国携帯電話キャリア最大手で携帯電話契約数は9億超で中国国内でのシェアは60%前後。
日本のNTTドコモの様なイメージですね。
ちなみに競合にはチャイナテレコム、チャイナユニコムがあり三社で分け合っています。
日本・米国・中国ともに同じ様な構図です。三社くらいで分け合うのが独占的な問題にもならずに利益が出る様です。
業績は2008までは20−30%の利益成長していましたが、以降は急速に鈍化しており現在は安定配当株といった位置付けかと思います。
主な指標
※2020年2月3日時点
株価64HD
PER 10倍
配当利回り4.4%
業績に成長性は見られませんが今回買った理由としては
- 個人的には中国経済はまだまだ成長していくと思っている。
「米国株」の検索はここ数年凄まじいですね。
一時期のビットコインの急上昇には比較になりませんが。
※↑グーグルトレンドが環境によっては表示に時間が掛かるか表示されないかもしれません。
米国株には私も一番多く投資していますがここ数年はなかなか買いにくい、という感じではないでしょうか。
やはり人気化していない所はないかな〜という思考になってしまします。
そこでリストアップしておいた中国株価を見ているとチャイナモバイルが長期チャート では安い位置まで落ちてきていた、という感じです。
配当利回り約4.4%・配当性向約50%(連続増配ではなく業績に連動)
便利な社会を支えるインフラとなったモバイル通信を担うチャイナモバイルはこれからも5G、6Gと移行していくなか、自動運転からあらゆるモノがインターネットに繋がるであろうという便利な未来においては必ず必要な土台を担う会社であり、これからも安定的な利益の一部を配当という形でもたらしてくれるのではないでしょうか。
私が理解しておくべきリスク
リーマンショック時には半値位になった。つまり半値になる事を想定しておく。これから〇〇ショックがくれば他の業種と同様に下落する。
〇〇ショックがくれば過去と同様に減配する。
もともと中国の携帯電話料金は政府に統制されていますが、最近の日本であった様な政府から携帯各社に値下げ圧力が掛かった場合などにはチャイナモバイルの利益より中国共産党の意思(中国国民の不満の解消など)が優先されるリスクは認識しておくべき。
中国の携帯電話契約は基本的にプリペイド方式が大半であり、携帯電話会社のスイッチングコストが低い筈なのになぜチャイナモバイル が首位で在り続けているのかを正確に理解し切れていない。(通信品質が良いのか、価格が安いのか。ブランドとして定着しているのか?)
人工衛星を使った高速インターネットが普及した場合に値下げ圧力が掛かる。
うーんざっとそんな所でしょうか。
まとめ
今まで中国株は東洋証券で保有してきたので今回も東洋証券で購入。ですが米国ADRの方が売買単位が小さくポジション調整も容易なためADRの方が良かったかな、とこの記事を書きつつ思いました。
最近では動画や音楽など定額で聴き放題などのサブスクリプションモデルがありますがデータ通信こそ、もはや誰も解約する事すら想像できない強力なサブスクリプションサービスではないのでしょうか。
ウォーレンバフェットの名言
「価格とは、自分が支払うもの。価値とは、自分が手にするものだ」
うーん、価格の事ばかり書いた気がする・・精進します。